今回は、特に青物用として愛用しているルアーについて書いてみたい。
青物用のミノーとして愛用しているのは
TACKLE HOUSE(タックルハウス) K2F 142だ。
超高速リトリーブでも水面から飛び出さないのが
愛用している最大の理由だ。
高速リトリーブでの安定した泳ぎ
正確には数えたことはないが、
超高速リトリーブとは自分としては
1秒間におよそハンドル4~5回転くらいだろうか。
DAIWA SALTIGA 4000Hの場合、
およそルアーは時速15~18km程度で泳ぐことになる。
自転車を早めにこぐくらいのスピード、
もしくは箱根駅伝の選手の走るスピードが時速20kmくらいなので、
それよりも若干遅いくらいのスピードである。
そのリトリーブスピードでも水面から
飛び出さないのがこのルアーの長所の一つである。
一方、ブリの遊泳速度は一般的には時速40kmと考えられているので
それに比べれば遅く、十分捕食できるスピードということになる。
逆に魚にアピールするためにはもう少し早くても良いのではないかと思う。
(自分の腕が回るならの話だが)
そのスピードでも泳ぎが安定しているのがこのルアーだ。
青物用に使用している方も多いと思うが、まさに青物を釣るためのルアーとして最適なのだ。
また驚くべきことに使用頻度も相当だが、塗装がほとんどハゲていない。
TACKLE HOUSE社の考え抜かれた素晴らしい技術の賜物である。
2種類あるK2F 142
K2F 142はリップの角度違いでT:1とT:2の2種類あり、それぞれの特徴は以下の通り。
・T:1 T:2と比較するとリップ角度も浅く、潜行深度が浅く作られている。もちろんテンションがその分小さくなり、引き重りが小さい(=高速リトリーブを繰り返しても疲れにくい)
・T:2 T:1と比較してリップ角度が深く、潜行深度が深い。
上がT:1、下がT:2
この2種類だが、私は足場の高さに応じて使い分けている。
水深の浅いサーフで青物を狙うならT:1で、
伊豆半島によく見られる足場の高い磯であればT:2をセレクトする。
また、飛距離については当然ながら前方投影面積の大きいT:2の方が落ちる。
ちなみにT:1とT:2との識別だが、暗い場所でも識別できるように
リップの裏にT:2のみ刻印がある。
こういう細かい配慮がなされているのが個人的には好きなのだ。
もう少しテクニカルな内容を知りたい方は
TACKLE HOUSE社のサイトから、K-TEN LABを参考にして頂きたい。
K2F 142 フックの取り付け方向について
ちなみにフックが錆びてきたので、正規のCultiva(カルティバ) ST-56 #2からCultiva STX-58 #2に換装してみた。
メーカーのブログに掲載されていたのだが、
フックの取り付け方法は写真の通りとのこと。
写真ではわかりにくいが、
上側のフックは3つのうち一つが手前側に向いており
下側のフックは3つのうち一つが壁側に向いている状態です。
”空力や高速性能”上はこの付け方がベストとのことです。
”空力”、つまり飛距離に影響し、”高速性能”はおそらく高速リトリーブ時の
泳ぎの安定性への影響が出るということでしょう。
今までフックの取り付け方向は全く気にしませんでしたが、
影響があるのですね。
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