Cultiva(カルティバ) STX フックについて その2

今回はCultiva(カルティバ)から発売されている
STX-58とST-56のフックの形状を比較し、
その主な特徴をまとめた。

STX-58とST-56(いずれもサイズは#2)との比較

従来のSTシリーズのフックとどのように異なるか実際にフックの形を確認します。
写真はST-56 #2のフックとSTX-58 #2の比較になります。

図 1 STX-58 #2(左)とST-56 #2(右)の比較

写真からフック形状としてSTシリーズに対して
以下の特徴がある事が分かった。

特徴① 針先のロングテーパー化
特徴② 針先の非ストレート化
特徴③ ロングスロート化

特徴① 針先のロングテーパー化

図2 針先のロングテーパー化(左:STX-58#2、右:ST-56#2)

バーブ(かえし)からポイント(針先)までの長さがSTX-58の方が長くなっています。またその針の先端付近の太さは細くなっていることが分かります。つまり、針先が細く長くなる(ロングテーパー化)ことで鋭く刺さり易くなっています。
魚がかかったときに強度上弱い部分であるポイント(針先)がこのように細くできたのもTAFF WIRE(タフワイヤー)という素材を新たに開発したためで、このTAFF WIREだが、一体どのような素材かは企業秘密なのかメーカーのサイトにはどこにも説明がありませんでした。

特徴② 針先の非ストレート化

図3 針先の非ストレート化(左:STX-58#2、右:ST-56#2)

ST-56がベンドからポイント(針先)に向かってほぼ垂直に伸びているのに対して、
STX-58は若干内側に向かって角度が付いていることが図3から分かります。

このメリットとしては以下2つがある。
・魚がフックに掛かった時のポイント(針先)の角度が
図4のようにテンションTの方向に対して平行に近くなるため、
ポイント(針先)にかかるテンションT’(針先と平行方向)は
非ストレートタイプの方が大きくなる。
つまり、合わせを入れた時にテンションがポイント(針先)に伝わりやすくなり、
針が深く刺さり易くなります。

・一度魚が掛かかるとストレートタイプに対して針が外れにくくなる。
(ホールド性が向上している)

図4 針先にかかるテンション比較

またデメリットとしては以下の点です。
・STのストレートタイプに対して内側に切れ込んでいるため、
ルアーを吸い込んだ時の初めの針掛かりが悪くなる
→それは特徴①で十分リカバリーもしくはそれ以上にできているということだと推測しています。

特徴③ ロングスロート化

図5 ロングスロート化(左:STX-58#2、右:ST-56#2)

特徴①とも関係するが、ロングテーバー化したことで針先が長くなる
その分をシャンクではなく、スロートを長くしている。
そのため、フックの懐が深い、つまりスロートが長くなり針が外れにくくなる。
(ホールド性が向上する)
当然ながらSTに対して僅かにだがフック全長が長くなっているので
前後のフックとの絡みはルアーによっては注意する必要があると思います。

ST-56・STX-58の比較まとめ

以上をまとめると、STシリーズに対して
特徴①で最初の針掛かりを良くし、①と②で針が深く刺さり、
②、③で針が掛かった後のホールド性を高めている
ということになっているのだろうと推定しています。

何れにしてもこういったSTXの特性により、釣果がアップすることは
間違い無いと思われます。ただし、値段はSTシリーズと比べると高価なので
個人的にはパイロットルアーに装着しています。

次回はがまかつフックとの比較についてもまとめます。

<参考>フック各部位の表記とその定義

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