【過去投稿記事】南伊豆沖磯で「ブリ祭り」を体験する!!

過去の自分の別ブログで良く読まれていた記事を紹介します。

—-

■日時:2011年9月8日(Thu) 6:00~13:00 若潮
■場所:南伊豆某沖磯
■天候:晴れ
■波高:低い
■風速:弱い北風

台風一過で待ちに待った釣り

昨年のこの時期も沖磯がワラサの好釣果が聞かれていたので

某南伊豆沖磯に行くことにした

 

タックル2セットを万全に備えていつもの深夜時間帯に出動した

各地磯ポイントはまだ暗いうちからスタンバイしている車両が所々あった

平日でこれでは土日は混雑してどこも入れなさそうだ

 

昨年よりも確実に地磯釣行するアングラーが増えている。。。ぶつぶつ

等と考えていると漁港へ到着

 

ルアーマンが数人いたが、グレ師はさすがにこの時期は外道が多いのか

思ったより少なかった

 

磯に到着すると先行者がいたが、狙いのポイントには入れたので

そそくさと支度して、リップルにポッパーを装着

 

雰囲気は悪くないが、この場所にしてはあまり潮が流れていない

ここの潮流は大抵激流で、メタルジグの操作に苦労するからだ

 

ポッパーで丁寧に探るが、反応が無い

 

次にミノーをセレクトして探るが、これまた反応が無い

 

そうこうしているうちに陽が昇ってきて朝マズメの地合は終了

 

ミノーから逃げるベイトもいるので状況は悪そうでないのだが

一度イワシらしき小魚が何かに追われているのを見ただけで

ワラサらしきボイルが無く、回遊が無いのかもしれない

 

ポイントを変更し、ベイトボール付近を手を変え品を変え探るが全くもってワラサの気配が無い

たまにシイラが気まぐれで反応するだけだ

 

次第に潮が止まり始め、嫌な空気が漂う

地磯なら諦めて帰るような状況だが、ここは沖磯

自分に言い聞かせるように冷え切ったアクエリアスをぐいっと飲み

気分転換をする

 

上げ潮に変わり潮が動き始め、いつもの激流が右から左に流れ始める

なんとなく多少状況が好転しているように思った

ただまだ潮目も遠く、海鳥も海面で休憩モードだ

 

とりあえず、魚の活性が低そうなので、ボトム付近を狙い、メタルジグに変更して

しゃくり続けるが、相変わらずショゴすら食わない

 

すると

 

 

ドゴーンッ

 

 

と大きな水柱が目の前に

と思うや否や

 

当たり一面大きな水柱!!

 

すぐにゼナックのジギングロッドから、リップルのロッドにチェンジ

付いていたルアーはシンキングペンシル

幸いにも表層を引いてこれるルアー

アドレナリンが全開になり、心拍数が上がる

 

一投目

オーバーめのアクションをさせるが、ルアーは何事も無く帰ってきた

 

続けて二投目

若干控えめのアクションをさせてみた

冷静に状況を確認すると既にあたりにはさっきまでボコボコ発生しいた水柱は無い

 

一瞬の地合か

と考えていると

シンペンが視界から消えたとその瞬間に水面が

 

 

ボゴーンッ

 

 

とその次にギュンとロッドが絞り込まれる。

明らかにシイラではない。

 

 

そういえば、嫌なことを思い出した

不覚にもさっき投げていた時にPEラインにこぶが出来ていたことを

スプールに巻きすぎたラインでこぶが出来ていたのだ

 

ラインに不安があるためドラッグを少し緩め

足の付根あたりにロッドをつけてファイティング体勢

 

相手はあざ笑うかのようにどんどんラインが出され

左の方向に泳いでいく

 

まずい事にそっちは磯の先端だ

 

磯の先端を回り込むように相手が移動した

 

ドラッグをこれ以上閉めれない

 

磯の先端は回り込む必要があるため

自分が立つ磯の左端ギリギリまでポジション変更する

 

予想通り磯の先端にズズッとラインが擦れる嫌な感覚が伝わってくる

 

 

万事休すか!

 

あとはこれしかない

他の方のブログや雑誌にも書かれていたように

ベールを上げてラインフリーにすることにした

フリーにすること数十秒

 

 

 

幸運にもヤツはこちらに向かって泳いできた

まだルアーを咥えている

 

勝負の時だ!

 

ベールを一気に倒し、相手との距離を一気に縮める

海中に魚体が見えてきた

 

 

ブリだ

 

 

しかし、ランディングしづらい場所で最後の抵抗にてこずっていると

 

 

 

フックアウト

 

シンキングペンシルが宙を待った。

 

ああ。。。

 

またしてもバラし病

 

このファイトに時間を結構使っており、地合は終わっているかもしれない

敗因はラインメンディングがされていないことだ

気を取り直し、すぐさまゼナックロッドにチェンジし、メタルジグからアピール力の強いポッパーに付け替えた

 

ロッドパワーはもちろん、ラインも3号で十分だ

 

ポッパーが着水して2アクション目

 

 

ボゴッ

 

 

と海面が変化した

 

途端にフッキングした感触が伝わってくる

 

念のため追い合わせを入れて、ファイト開始

今度はかなり余裕がある

 

一気に手前に寄せ、サイズはさっきより小さめだが、

この際捕れればいい

 

一番ランディングし易いところから、リーダーを持って抜き上げようとするが

波があり上手くいかない

 

2回目持ち上げようとしたその瞬間

 

 

ポロリ

 

 

その一瞬がスローモーションに見えた

何故だか分からないが、ただ先ほどよりは失望感が無い

まだ地合があるのか?それが頭の中にあった

 

向こうのルアーマンにはアタリが無い

さすがに地合は終了しているだろうと思い

再度ポッパーを投げて

3アクション目

 

 

ドゴッーン

 

 

またヤツが喰らい付いた

 

今しがたは全く海面が落ち着いていたが

やる気のあるヤツがうようよいるようだ

 

追いアワせをして先ほどよりは抵抗するが

ロッドパワーがあるので、一気に寄せた

 

今度はネットを使ってランディングする
(最初から使っておけばよかったのだが。。)

 

が、シーバスでは何回もやってはいるが、磯で波がありなかなか上手く入らない

よくありがちだが、ルアーがネットにかかってしまい

肝心の魚はネットの外

 

仕方ない

 

リーダーを持って今度は躊躇無く一気に抜き上げ。

無事ブリ or ワラサをゲットした

興奮のあまりサイズを測り忘れていたが、測ってみると

82cm 5.6kg

 

ブリといってもいいサイズだろう

 

今年の目標の一つはクリアした

 

南伊豆沖磯 まさに白昼のブリ祭り

既に3匹とファイトしており、疲労困憊

 

いつの間にか潮目が寄っていて、釣れそうな雰囲気だったが、

持ち帰れないし、釣る気分でも無い

 

少しこの余韻にひたっていたかった

このまま迎えが来るのをゆっくりと待った

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です