はじめに
本記事ではサーフ、磯、沖磯からヒラマサ、ブリ、ワラサ(関西ではメジロ)といった青物をターゲットとしたショアプラッギングで使われるルアーの中でも「シンキングペンシル」についてまとめています。
特にシンキングペンシルの使い方と私が普段使用するお気に入りのシンキングペンシルを紹介したいと思います。
シンキングペンシルについて
「シンキングペンシルなんかで青物が釣れるの?」
と思っている人もいるかもしれないですが
釣れます!
シンキングペンシルはシーバスフィッシングでは海や川でもよく使われていますが、表層を意識しているシーバスに対して比較的スローな誘い出しで使うことが多いのではないかと思います。
一方、ロックショアなどで青物でシンキングペンシルを使うときは全く異なります。
ただ使い方はそんなに難しい訳ではありません。
場合によっては、ただ巻きでも青物が釣れてしまうショア青物アングラーにとっても素晴らしいルアーです。
ルアーボックスに一つは入れておきたいルアーの一つになります。
ショア青物で使うシンキングペンシルのスペック
では次にショア青物に適したシンキングペンシルのスペックについて説明します。
ショア青物用に注目すべきシンキングペンシルのスペックは以下2点です。
- ルアー重量
- ルアーサイズ
- ルアー強度
ルアー重量
目安として30g以上が良いです。
理由は二つあります
- 飛距離を出すため
- 沈む速度を速くするため
青物用のロッドはショアプラッギング用でさえロッドが硬いため、それなりに重いプラグでなければロッドの反発力を使うことができません。そのため、飛距離という点で30g以上欲しいところです。後述しますが、シンキングペンシルを沈ませて使うときがあるので、潮の流れが早い場所ではこれぐらいの重さが無いとほとんど沈みません。もちろん強風下や潮流の速さによっては30gでも沈まないときはあります。
ルアーサイズ
ベイトサイズ次第にはなりますが、基本的には110mm以上のものが後で説明するシンキングペンシルの使い方からすると実用的かと思います。基本的には磯、沖磯から狙う外洋の青物であればベイトサイズもそれなりに大きいと思うので110mm以上のものでいいと思います。重量30g以上という点でも必然的にこのサイズにはなってくると思います。
ルアー強度
ショアキャスティングの釣りでは、魚をキャッチして針を外す時に魚が暴れたり、最後の巻き上げで磯にぶつかったりとそれなりにルアーに大きい衝撃が入力するシーンがあります。そういう時でも壊れないようなボディ強度が必要です。
そのため、ワイヤースルー構造になっているものがベターです。
そういう点から私が気に入っているルアーを次に紹介します。
シンキングペンシルの使い方
ではシンキングペンシルの使い方ですが、使い方を3要素に分けて解説します
3要素とは以下の3点です。
- アクション
- リトリーブスピード
- レンジ
アクション
基本的には私は以下の3パターンを使います。
・ただ巻き
・軽くトゥイッチ(表層巻きの場合はトゥイッチが強すぎると水面から飛び出ししまうので注意)
・ストップ&ゴー
のこの3パターンが基本です
リトリーブスピード
大きくは以下3パターン
・ファースト:水面から飛び出さないスピードで可能な限り早く
・ミドル:1秒間3回リールを回転
・スロー:1秒間2回リールを回転
もちろんこれじゃなきゃダメという訳ではないので、
スピードは遅め、普通、超早めということですね。
リトリーブスピードは数値では表しにくいので、人それぞれの感覚でも良いということです。
ファーストリトリーブですが、ブリの遊泳速度は時速40kmと考えられているので、リール1回転に1mの糸を負けるとして
1秒間あたり11回も巻いても追いつけるという計算になります。
11回/secもの速さでリールを巻ける人はいないので、全速力で巻いても問題ないということですね。
もちろん水面から飛び出すのは良くないですので、そこは注意してください。
レンジ
大きくは以下の3パターン
・表層
・中層
・底層(ボトム)
潮の流れによってはボトムまで落とせないので、その時は潮で流され過ぎない程度のところで巻き始めます。
風が強くて沈められない場合には、表層だけに絞ります。
以上、大きく分けると3パターン x 3パターン x 3パターンの計27パターンで釣っていきます。
それほどアクションも技が必要という訳ではないので、ダイビングペンシルに比べれば簡単だと思います。
この3要素ですが、何を一番気を使うかというとレンジです。
魚がいてもレンジが合わないとヒットしないので、レンジを探すということですが
青物も常に回遊している訳でもないので、釣れるまでは様々なレンジでリトリーブを繰り返すしか
ないですね。
ボイルがあれば当然ながら表層を巻くのがベターです。
ただしルアーサイズがベイトサイズに合っていないとヒットしないので、そこは状況に応じて判断するしかありません。
おすすめのシンキングペンシル
では次に私がおすすめするシンキングペンシルを紹介します。
ザブラモンスーンブレイカー/ZBL MONSOON BREAKER
- ルアーウェイト 29.0g
- ルアーサイズ 115mm
- 適合フック カルティバST46TN #4
- 構造 ワイヤースルー構造
- カラーバリエーション 多数(ありすぎて把握できません。)
基本はメッキ系カラーですが、ベイトが小さい場合はクリアシラスがGoodです - 特徴
飛距離も出ますが、特筆すべき点は表層早巻きの場合はバブルアクションをたまに発生させます
ウェイトは30gを僅かに切っていますが飛距離は十分です
ジャンプライズ かっ飛び棒130BR
- ルアーウェイト 38g
- ルアーサイズ 130mm
- 適合フック JUMPRIZE TREBLE MMH #3 / #4 or 各社 #3 / #4
- 適合リング #4
- 構造 貫通ワイヤー
- カラーバリエーション 全13色(限定オリジナルカラーは除く)
- 特徴
とにかく飛距離が出ます。ショアプラッギングロッドであれば80mくらいは飛びます。
海が荒れている時などは逆に磯に近いのサラシの中でスローに誘って青物が釣れたりもします。
サンライズチャートが好きですが、リアルイワシが釣れますね
マリア フラペンブルーランナー
- ウェイト 38g
- サイズ 115mm
- 適合フックサイズ #2
- リングサイズ #6
- 構造 貫通ワイヤー(1.2mm)
- カラーバリエーション 全10色(限定オリジナルカラーは除く)
- 特徴
これも飛距離が出ます、独特のフラップによる波動は逃げ惑うベイトの波動をリアルに再現しているようです。
以上が私がお気に入りのルアーですが、まだ色々なルアーを試した訳ではないので、現在発売している中でどれが良いかはまだランク付けできていません。
実釣で使っていく中で、ベストセレクトをいくつかチョイスできればまたブログにアップしたいと思います。
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