はじめに
本シリーズではヒラメをルアーで釣る方法について初心者でも分かるように、できるだけわかり易くまとめていきたいと思います。
図1 ヒラメの姿
まずはじめにヒラメを釣るにはヒラメのことを良く理解するということで、ヒラメの生態について見ていきたいと思います。
ヒラメの生態
生息域
水深10〜200mの砂地・根周りなどに生息しており、日本の沿岸であればどこでも釣れます。産卵期付近になると水深20m以下の浅場に上がってくるようです。
生態
産卵期は日本の地域によって異なります。
・九州南部:1月〜3月
・本州:2月〜6月
・北海道:6月〜8月
体長
体長は雌が1m前後、雄は60cm程度で、座布団ヒラメと呼ばれている70cmを超えるヒラメは雌ということなんですね。
成長速度
およそ3年で40cmくらいまで成長します。
食性
小魚を食べます。
目の上30cm〜1mが興味を示す範囲と分析されています。
図2 ヒラメの視野
食味
旬は本州は秋から冬、北海道では秋から春、初夏までです。
大きいものの方が味が良いとされています。
ヒラメが釣れる時期
前節の生態からも分かるように、産卵時期に向けて餌を取るために浅場に移動してくるので、本州では冬場が釣れる時期となります。
地元湘南では11月〜12月にかけてシーズンインする傾向にあります。
図3 ヒラメの産卵に伴う移動
ヒラメはどこで釣れるの?
ヒラメは主にサーフ(海岸)で釣れます(釣りやすい)です。
磯付近の根回りなどにも生息していますが、磯場では餌となるベイトが寄っているなどの良い条件でなければ水深もあり釣りにくい場合が多いです。
以上のことから、基本はサーフから狙うのが良いです。
遠浅サーフでも急深なサーフどちらでも釣れます。
ただし、水深が深いサーフの場合はルアーの潜行深度(どれだけ潜るか)も関係するので、ルアーの選択は注意しなければなりませんが、それは別の記事で説明したいと思います。
以上がSTEP1になります。
まとめ
もう一度まとめると
- 日本沿岸どこでも生息している。
- ヒラメの視界は上方30cm〜1mの範囲であるとされている(図2を参照)
- 産卵期前に浅場によるため、本州であれば冬場に釣れる
- 食味は良く、旬は冬で、大型の方が美味しい
- 釣るのであればサーフが釣りやすい
では次は「STEP2-1 ルアーでヒラメを釣ろう! 必要なものをそろえよう」です。

コメントを残す