STEP3 77本徹底分析!おすすめヒラメ ルアーロッド

はじめに

本記事では主要メーカーから発売されているヒラメ向けのルアーロッド合計77本を徹底的に分析し、価格別・適用ルアー別におすすめのロッドを紹介します。

対象としたルアーロッドにはヒラメ専用に開発されたロッドやシーバスと兼用で開発されたロッドを含めています。なお、ヒラメ専用でないロッドは、メーカーホームページの各ロッドモデルの説明から、ヒラメの記載のあったものを主に含めています。(2017年11月18日時点)

ヒラメ用ルアーロッドに求められるもの

主にサーフで使用されるヒラメ用ルアーロッドに求められる要素は主に以下の点です。

ロッドに求められる性能
  • 軽さ
  • 遠投性能
  • ロッド感度
  • 高いバット剛性
  • 軽いルアーから重いルアーまで投げられるバランスのとれたロッド剛性

ではそれぞれの要素が何故必要なのかを説明していきましょう。

軽さ

まず第一にロッドが軽いこと。
理由としては、ヒラメの釣れる時間帯はマズメに限らず日中でも釣れるので、比較的長時間ロッドを振ることが多い傾向にあり、ロッドを軽くしてなるべくアングラーの負担を減らすためです。

また、後述する「ロッド感度」にも大いに寄与します。

遠投性能

遠浅のサーフではブレイクラインが波打際以外にも沖にあったりするため、遠投が必要になる場合があります。またアングラーによるプレッシャーが高いポイントでは、あまり攻められていない沖を狙ってヒラメを誘うために遠投します。

以上の理由で遠投性能は必要になります。

ロッド感度

見渡しても何の地形の変化もなさそうなサーフでも海底に起伏があったりと地形に変化がある場合があります。また潮の流れについても、離岸流などあるポイントだけ流れの向きや強さが変化する場合があります。

得てしてヒラメはそういう場所に着くことが多いので、サーフからの釣りでは地形・潮流の多少の変化も見極めなければなりません。
そのため、ルアーからロッドに伝わる微小な荷重の変化を捉え、少ないチャンスを確実にものにすることができる感度の高いロッドが必要になります。

高いバット剛性

遠投した先でヒラメがヒットした場合には素早く合わせて、ヒラメを浮かす必要があり、それなりのバットパワーが必要になります。また、大型のヒラメがかかった場合にはバットのパワーがなければ時間をかけて巻いて来ることになり、バラしたり、ラインブレイクのリスクが高まります。

一方で、重めのジグやルアーなどをキャストするケースもあり、これもバットなどの反発力を使って飛距離を稼ぐことができます。

以上から、バット剛性も高くなければなりません。

軽いルアーから重いルアーまで投げられるバランスのとれたロッド剛性

ヒラメを狙うにはフィールドのシチュエーションに応じて軽量フローティングミノーからメタルジグまで幅広いルアー重量に対応できるロッド剛性バランスが必要になります。

各メーカー別ヒラメ向けロッド発売状況

分析した77本を主要メーカー(シマノ、ダイワ、アングラーズリパブリック、メジャークラフト)毎のロッドモデル数(ロッド長さ違い含む)を図1にまとめました。カッコ内の数字はヒラメ専用モデル数です。

図1 主要メーカー4社 ヒラメロッドモデル数

シマノ

ヒラメ専用モデル11本を含む34本で最も本数が多くなっています。シマノインストラクターであり、またヒラメルアーフィッシングの先駆者である堀田氏の影響が大いにあり、現在ヒラメルアーフィッシングに最も力を入れているメーカーだと考えています。

ダイワ

シマノに次いで31本で続くが、ヒラメ専用ロッドは発売されておらず、シーバスメインのロッドです。

アングラーズリパブリック

ヒラメ専用ロッド5本含む計9本です。

メジャークラフト

間口が広いメーカーだけあってヒラメ専用ロッドがあり、計6本です。

価格別おすすめロッド

まず主要4メーカーのロッドモデル別価格帯を図2にまとめています。

図2 主要メーカーのロッドモデル別価格帯

縦にメーカー(シマノ、ダイワ、アングラーズリパブリック、メジャークラフト)を並べて、横軸はロッド価格(メーカー希望小売価格)となっています。ピンクはヒラメ専用設計のロッドで、ブルーはシーバス汎用設計のロッドです。

シマノは2万円〜6万2000円、ダイワは2万5500円〜8万9000円相当の幅広い価格帯で揃えています。一方で、アングラーズリパブリックやメジャークラフトは2万円前後の廉価でお手頃な価格のロッドラインナップがあります。

では価格別にオススメするロッドを説明します。ヒラメモデルの平均的な長さの10ft前後のモデルを中心に紹介します。

フォントの色がこの色のロッドはシーバス兼用ロッドです。

適用ルアー別おすすめロッド

サーフでヒラメを狙うと言っても、遠浅であったり、また急深であったりと地域によってフィールドが異なります。そのため、一言でヒラメ用ルアーと言っても飛距離を重視したりするアングラーもいれば、レンジを重視したりするアングラーもいて、フィールドのシチュエーションなどに応じて適切なロッドが必要になります。そのようなアングラーのために、ルアー重量に応じたおすすめロッドをまとめてみました。

参考までに今回調査した77本すべてのロッド重量や適応最大ルアー重量などをまとめたリストを図3に載せました。
ピンクの色はヒラメ専用モデルになります。


図3 今回調査した77本のヒラメ用ルアーロッド仕様と価格

STEP3は以上です。

では、次のSTEP4はおすすめリールになります。
(STEP4は鋭意作成中)

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