はじめに
本シリーズでは、ショアジギング初心者の方を対象にしたショアジギングの基本から中級者以上の方でも参考になる記事をSTEP毎に配信していきます。今のところ、全14STEPになる予定ですのでよろしくお願いします。不定期の更新になることを予めご承知おきください。
ショアジギングとは
ショアジギングは最近人気が出てきているソルトルアーフィッシングの中のジャンルの一つになります。ソルトルアーフィッシングとはその名の通り、イソメやコマセといった餌を使った餌釣りと違い、プラスチック、金属そして木製のルアーを使った海釣りになります。ショアジギングについて詳しく説明する前に、そのショア(陸っぱり)からのルアーを使った釣りであるソルトルアーフィッシングにはどのようなジャンルがあるのか見ていきましょう。
ソルトルアーフィッシングのジャンル
図1は横軸に魚のサイズ、縦軸にルアーウェイトとっており、ルアーフィッシングのジャンルを示しています。魚のサイズとルアーウェイトそれぞれおおよその値を使っています。ここに並べているのは一部ですが、ソルトルアーフィッシングには数多くのジャンルがあることがわかります。

この図からも分かるように、アングラーにとってショアジギングは大型の青物もショアから釣ることができるという点でとても魅力的な釣りということがわかるでしょう。私もルアーフィッシングは10年以上になりますが、シーバスルアーフィッシングから始まり、ヒラスズキ、青物と段々狙う魚が大きくなってきました。今はどっぷりショア青物にはまっています。
図中に「ライトショアジギング」というジャンルがありますが、主に小型の青物を対象にしたルアーフィッシングのジャンルであり、今回説明するショアジギングと比べて魚種は同じですが魚のサイズが異なります。これはまた別のシリーズで解説します。
ショアジギングについて
ではショアジギングについて詳しく説明していきましょう。ショアジギングは中型〜大型の青物を対象にした釣りです。「ジギング」という名の通り、メタルジグを使ったショアからの釣りになります。メタルジグを様々なパターンでアクションさせて青物を誘い出します。釣り場は対象が青物だけに潮通しが良い場所になります。また、ジギングという釣り方から水深がある場所が適しています。そういう条件を満たしたサーフ、港湾、地磯、沖磯がメインフィールドになります。
タックルは図2に示すようにロッドとリールのほかはアシストフックのついたメタルジグをラインに結ぶだけのシンプルな構成です。ただライン、ノットやスプリットリングなどの接続部品といったラインシステムは注意しないとラインブレイクなどのリスクがあります。タックルやラインシステムは後のSTEPで詳しく解説していきます。

ショアジギングの醍醐味
これまでの経験からすると、青物が回遊していてあっさり釣れる時もありますが、時期によっては回遊に巡り合う確率も高くないため基本的には忍耐の釣りになります。また、100g前後のメタルジグを投げ、10フィート前後のロッドでしゃくり続けるので体力的にもシビアな釣りになります。また魚がヒットした後もヒラマサなどは根に潜る習性があり、ランディングするにもショアからの釣りならではのテクニックが必要になります。
つまり、体力面・精神面にもそれなりのタフさとテクニックについては経験・ノウハウが必要となり、シーバスフィッシングとは色んな面で釣りの種類が違います。筆者も常日頃ショアジギングのために筋トレをしています^^
大変さが前面に出てしまいましたが、ショアジギングは面白いです。ヒットした時の腕に伝わる感触、青物特有の強烈な引き、釣り上げた時の感動と足が震えるほどの興奮は、日常生活では絶対に味わうことは無く、それまでの疲労を一気に吹き飛ばしてくれます。
だからやめれないんですよね。辛くても。
まとめ
最後にショアジギングについてまとめます。
- 対象魚:中型〜大型青物(ブリ、カンパチ、ヒラマサなど)
- 釣り場:サーフ、港湾、地磯、沖磯
- タックル:ルアーロッド、リール
- ルアー:メタルジグ
- 心構え:ジグをしゃくり続ける体力、釣れなくてもしゃくり続ける精神面でのタフさ
- 醍醐味:釣った時の非日常的な感動と興奮
次は「STEP2 大型青物を狙え!ショアジギングで釣る魚を知ろう」です。

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