STEP3-2 ショアから青物を狙え!ゼロからのショアジギング 必要なもの

はじめに

前回の記事ではタックルを中心に説明しましたが、今回の記事では初心者にも分かるように以下の二つについて説明します。

ウェア

ではまずウェアについてみていきましょう。ウェアでは以下の項目に分けて説明します。

  • 上着
  • フローティングベスト
  • グローブ
  • 帽子
  • アンダーウェア
  • シューズ

まずは上着から説明していきます。

上着

夏場

Tシャツなど動き易い服が良いですが、日中も釣りをする場合や磯にエントリーするまでに藪漕ぎをする場合には、長袖シャツを着るか、長袖Tシャツを着るのをおすすめします。

冬場

基本的には保温や透湿をしつつキャスティングの邪魔にならない程度に着込んでいけば良いでしょう。ただ効果的に防寒する場合にはウェアのレイヤリングを考えることをおすすめします。本記事では詳しい説明は省きますが、以下の通り3レイヤーでウェアを着れば万全です。

  • ベースレイヤー:高機能Tシャツなど
  • ミドルレイヤー:保温性を確保するためのフリースなど
  • アウターレイヤー:雨・風から守るレインウェア、ウィンタージャケットなど

フローティングベスト

ルアーフィッシングにおいては必須のアイテムであるフローティングベストです。ルアーフィッシングではルアーボックスやその他の釣り道具を収納するアイテムとしても重宝します。各メーカー様々な工夫を凝らしているので、機能やデザインで選ベば良いでしょう。一部メーカーからはロックショア用のフローティングベストが発売されており、磯歩きなどのために足元の視界が確保できるようになっているベストもあります。私はオーナー社のゲームフローティングベストを着用しています。

図1 フローティングベスト

グローブ

ショアジギングにおけるグローブの目的は以下の通りです。

  • キャスティング時の手・人差し指への負荷軽減
  • ジギング時の手への負荷軽減
  • 磯釣行時の手の保護

上記理由のため、夏場であっても装着する必要があります。特に重いメタルジグをキャストする際には、それなりのテンションがラインにかかるため、ラインを抑えている人差し指に相当な負荷がかかります。人差し指を守るためにも着用しましょう。なおジギンググローブは人差し指部分が特に擦り切れるので消耗品となります。コストパフォーマンスが高いものを選ぶことをおすすめします。

図2 グローブ

帽子

基本的には日よけや風で髪がなびくのを防ぐために被りますが、ルアーから頭部を守る役割もあります。夏場は通気性の良いメッシュ素材の帽子で、冬場は頭や耳が冷えないようニット帽にしましょう。

図3 帽子、ニット帽

パンツ

動き易いものでいいですが、以下のものが備わっている機能性パンツをおすすめします。釣具メーカーだけではなくアウトドア総合メーカーのウェアなども参考に見るのも良いでしょう。

パンツに必要な機能
  • 撥水性
  • ストレッチ性

図4 パンツ

シューズ

シューズは磯歩き、磯へのエントリーに際してはかなり重要です。きちんと自分のフィールドにあったものを選びましょう。シューズが必要な理由は以下の通りです。

  • 足の保護
  • 滑り防止

足の保護

磯歩きでは砂利・砂・岩・石などの上を歩きますが、突起物を踏んだ際などに足を保護する必要があり、また足首の曲がりのよる負荷を軽減してくれます。きちんとしたシューズを選びましょう。

滑り防止

ロックショアからのショアジギングの場合は、磯用のシューズを基本的には選択します。磯用のシューズの最大の用途は滑り防止のためにあるといって良いでしょう。ソールにはゴム(ラジアル)、フェルト、フェルトスパイク、スパイクといった種類がありますが、比較的万能なフェルトスパイクで良いと思います。ただし、フェルトスパイクは土の斜面にはあまり効果が期待できません。磯へのエントリー時に土の急な斜面を下る場合などはラジアルソールも良いですが、林業作業者向けのシューズもあるので参考に見ると良いでしょう。私はエントリーする磯によって二種類のシューズを持っています。特に急な土の斜面を下るようには深い溝の入ったゴム底+スパイクのシューズ(というか作業足袋^^)を履いていますが、滑りにくいので安心です。

磯用のシューズは消耗品なのでコストパフォーマンスが良いものを選びましょう。コストパフォーマンス的には阪神素地社のフェルトスパイクシューズがオススメです。

サーフの場合は下のリンクからウェーダーの項目を見て頂ければと思います。

ウェーダーについて

では次に釣り小物についてまとめます。

釣り小物

ここでは以下のアイテムについて説明します。

  • リュック
  • 玉網・ギャフ
  • プライヤー
  • ラインカッター
  • サングラス
  • フィッシュグリップ
  • ヘッドライト
  • スリンガー
  • 締め道具

リュック

ショアジギングのフィールドのうち地磯や沖磯では、そのアプローチの大変さや渡船を使った渡磯などからなるべく荷物をコンパクトにし、持ち運びやすくしたいものです。一方ショアジギング釣行にはルアーボックスを始め様々なアイテムが必要になります。そういった要求を満たすアイテムがリュックになります。
磯でのショアジギングで使うリュックに求められる機能は以下になります。

求められる機能
  • 収納力
  • 防水性
  • 頑丈さ

収納力

ショアジギングでは食料や水を始め様々なアイテムが必要になるので、それなりの収納力は必要です。釣行に必要なアイテムはSTEP9で説明します。

防水性

雨天時や磯で潮を被るのでリュックは防水仕様の必要があります

頑丈さ

磯へのエントリーに藪漕ぎしたり、突起物のある磯に置いたりと比較的傷が付きやすい状況に置かれることがあります。店頭であれば底部の素材も確認しましょう。

ストリームトレイルのドライタンクがおすすめです。

玉網・ギャフ

魚が釣れた時に必要になりますが、ギャフは確実に魚の命を絶ってしまいます。リリースするのであれば玉網を持っていきましょう。特に足場の高いフィールドでは玉網・ギャフのいずれかが必須です。

プライヤー

魚にかかったフックを外す時やメタルジグをスプリットリングから外すときに使います。スプリットリングから外すために先が曲がっているのが特徴です。ただしプライヤーが対応するリングサイズが#5以上のリングに対応しているかどうか確認しましょう。

ラインカッター

錆びにくいステンレス製で、PEラインやリーダーをカットする時に使います。


図8 ラインカッター

サングラス

マズメ時だけでは無く、日中も釣りをするのであれば、紫外線から目を守るためにも必ず着用しましょう。雪山と同様に水面からの太陽光の反射によって目に入る紫外線量はそれなりにあります。また多少値段はアップしますが、水面がギラつかない偏光グラスがあればベイトやルアーを追いかけている魚が本当に見やすいのでおすすめです

図9 サングラス


普段メガネをかけている人は度付きの偏光グラスもありますヨ

フィッシュグリップ

魚を掴む時に使います、無くても問題はないですが、あったほうが便利です。手で魚体を掴むと魚へのダメージも大きくなります。


図10 フィッシュグリップ

ヘッドライト

マズメのタイミングで釣りをするのであれば必須です。様々な種類があるので自分が欲しいと思ったものにしましょう。マズメのタイミングを見計らって、山中の藪漕ぎを経て磯へエントリーするのであれば予備を持っていた方が電池が切れたときには安心です。基本的には真っ暗ですからね。

ストリンガー

魚を釣った後に、口にスリンガーフック部をかけて、生かしておくために使います。神経締めする際にもあった方がベターです。釣った直後は魚にストレスがかかっているので、ストリンガーにかけて泳がせるとストレスが解消されるので味の低下が抑えられます。

図12 ストリンガー

締め道具

釣った魚を美味しい状態で食べたいなら必須です。詳しくはSTEP13でまとめたいと思います。

以上となります。

まとめ

では最後にSTEP3-2をまとめます。

まとめ
  • ウェア
  • 上着 冬場はレイヤリングで防寒対策
    フローティングベスト 動きやすい専用ベストで快適な磯歩き
    グローブ ショアジギング用グローブで手を守ろう
    帽子 夏はメッシュキャップ、冬はニット帽
    パンツ 撥水性・ストレッチ性素材
    シューズ 磯用シューズは消耗品、コストパフォーマンスの良いシューズをチョイス

  • 釣り小物
  • リュック 収納力・防水性・頑丈さを備えたリュック
    玉網・ギャフ 足場が高い場合は玉網・ギャフは必須
    プライヤー リングサイズ#5も対応可能なプライヤー
    ラインカッター ステンレス製ラインカッター
    サングラス 偏光グラスで水面のギラツキ防止
    フィッシュグリップ できれば携帯したいアイテム
    ヘッドライト マズメ釣行では必携、できれば予備も
    ストリンガー 魚を新鮮に
    締め道具 魚を美味しく食べるならこれが一番

次は「STEP4 ショアジギングで青物!価格別・フィールド別・初心者おすすめロッド・竿 完全版」です。

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